風待草の研究日記

中村梅之助主演『遠山の金さん捕物帳』を研究中!

おかしな映像

いつの間に

不思議な現象を見つけました。 第44話「地獄から来た女」(1971.5.9放送) 道場破りと対決する露口茂さん演じる村木又四郎 道場破りは睨まれているだけで凄んでしまっています。 いざ、対決!えーっと、いつ道場破りの刀が露口茂さんの顔に当たったのでしょ…

ツッコミどころ満載(其の十七)

またもや見つけました。ツッコミどころ。 第55話「血まみれの女」(1971.7.25放送) 店先の暖簾は「唐物屋」 ところが店内には「よろづや」の暖簾に西洋の物と思われる甲冑。一体、この店は何の店? 第15話「こんど殺される男」(1970.10.18放送) 芸者が呼…

写ってはならないもの

写ってはならないものが写っている。 時代劇のロケ地は神社などで出来るだけ現代のものが写らないように配慮していますが、どうしても写り込んでしまうことがあります。 今回は、写ってもギリギリ問題なしのものが写り込んでいる場合を集めてみました。 第54…

いつ?

お白洲の場面でおかしな光景を見つけたので、紹介します。第54話「握られた女」(1971.7.18放送) お白洲に座っているのは4人。左3人が偽金作りの真の悪人です。悪人達がお裁きに不満で砂を投げつけて金さんに襲いかかります。 当然、役人に取り押さえられま…

面子

第121話「島送りを志願した女」(1972.10.29放送) 長屋の子どもが面子で遊んでいます。 紙の面子ですね。 江戸時代の面子は、粘土を型に詰めて調え、素焼きにした『泥面子』です。 明治時代に入り、鉛面子が登場します。その後、紙製になります。江戸時代の…

ツッコミどころ満載(其の十六)

またもやツッコミどころを発見! 第76話「似顔絵の男」(1971.12.19放送) 何日も井戸の中に閉じ込められていた文三親分と子分の半次。 ヒゲや月代が伸びていないのは何故? 第97話「福を拾った男」(1972.5.14放送) 同心に化けた浪人が水戸家の銘刀を盗む…

ツッコミどころ満載(其の十五)

見ていて思わずツッコミを入れてしまう場面。 まだまだありました。 第80話「夢を見た男」(1972.1.16放送) 金さんが隠れているこの木 周りは枯れ木なのにこれだけ青々と葉が茂っています。 明らかに大道具! 第114話「笑って死んだ女」(1972.9.10放送) …

ツッコミどころ満載(其の十四)

見ていてツッコミを入れてしまった場面の特集です。 第41話「それを見た女」(1971.4.18放送) 銭湯帰りの女性。桶を片手に歩いてきます。 入浴してきたはずなのに… しっかり化粧! 第159話「かわいそうな女」(1973.7.22放送) 飴屋姿で偵察中の今村民治さ…

酒の肴

居酒屋 平八で熊さんが食べていたもの。第26話「桜を散らした女」(1971.1.3放送) 熊さんが食べているのは、シシャモですね。シシャモはアイヌの言葉が語源といわれており、北海道で獲れる魚でした。 江戸の庶民にまで出回るとは思えないですね。平八はどこ…

ツッコミどころ満載(其の十三)

見ているとついついツッコミを入れたくなる場面ってありますよね。 そんな場面を集めました。 第50話「桜小僧が選んだ男」(1971.6.20放送) 文三親分の足袋に穴が空いています。 でも、親指の裏に穴が空くことって少ないような…。爪の方が穴は空きやすいで…

他人の空似

大塩平八郎の乱の残党を追う町奉行所。 御手配人相書がたくさん貼られています。第118話「密偵をやめた女」(1972.10.8放送) 捕らえられた者は赤で印が付けられます。 さて、この手配書の左上に注目! この人物も残党として捕らえられたことになっています…

平八の間取り

金さんが入り浸っている居酒屋の平八。 この家屋は二階建で、入口を入って右の正面に階段があります。 第40話「三度笠の男」(1971.4.11放送) 二階への階段があります。 第79話「流れ星を斬る男」(1972.1.9放送) 以前はあった二階への階段が壁になって、…

金さんの飴

飴屋に扮して捜査に乗り出す金さん。 金さんの飴に注目! 第39話「片棒を担いだ女」(191.4.4放送) 金さんが手に取った飴の棒、アイスの棒ですね。 こちらの飴は割箸です。割箸は江戸時代にはありましたが、アイスの棒は無いですね。 小道具は身近な物で当…

ツッコミどころ満載(其の十一)

見ていて思わずツッコミを入れてしまう場面をまたまた集めてみました。 第34話「桜吹雪の散る男」(1971.2.28放送) 襖の文字が逆さまですが…。 どうして? 第35話「蒸発した女」(1971.3.7放送) かどわかしの犯人が草履を履いたまま忍び込んできます。 忍…

ツッコミどころ満載(其の十)

思わずツッコミを入れてしまう映像。 まだまだありました。 第83話「虎に化けた男」(1972.2.6放送) どうして気付かない? 思いっきり屋根裏から顔を見せていますよ。 しかも田口計さん、お庭番の頭の役なのに…。 第6話「踊らされた男」(1970.8.6放送) 第…

ツッコミどころ満載(其の九)

見ているとついついツッコミを入れてしまう場面がたくさんあります。 今回もそんな映像を集めてみました。 第52話「お岩に化けた男」(1971.7.4放送) 金さんのところに逃げて来るお光ちゃん。 後ろの衝立に注目。 金さんとのやり取りがあり、元のアングルに…

借りたのですか?

またもや家紋の謎を発見。第55話「血まみれの女」(1971.7.25放送) 神社や浜辺で金さんと話をする与力の高崎靖之進。 見にくいですが、羽織の家紋は橘です。ところが… 奉行所で金さんと事件について相談する高崎靖之進。 神社や浜辺のときと家紋が異なりま…

どこから覗いていたの?

第56話「のぞかれた女」(1971.8.1放送) 男の子が平八の二階から覗いていたのは 歩いてやって来た金さん。 平八はこの道の左側にあるので、平八の窓からは、この道はこんな風には見えません。 道の見え方から考えると、男の子は道の突き当たりの窓から覗い…

ツッコミどころ満載(其の八)

見ていて、思わずツッコミを入れたくなる場面を集めた『ツッコミシリーズ』第8弾。第24話「刀に魅入られた女」(1970.12.20放送) 金さんの着物を熊さんが引っ張ります。胸元がはだけて… あれ?金さん、桜吹雪は? 第55話「血まみれの女」(1971.8.1放送) …

背高泡立草

第24話「刀に魅入られた女」(1970.12.20放送) ドジな南町奉行所の同心に追いかけられる金さん。黄色い花があちこちに咲いています。セイタカアワダチソウのようです。セイタカアワダチソウ(背高泡立草)は北アメリカ原産のキク科の植物です。日本には観賞…

ツッコミどころ満載(其の七)

ツッコミどころ満載シリーズ第7弾。【過去記事】 ツッコミどころ満載(其の六) - 風待草の研究日記 第28話「亭主を追う女」(1971.1.17放送) 通行人として大工が歩いています。 しかしこの場面は昼間です。 どうしてそんな時間に歩いているのでしょう。 仕…

ツッコミどころ満載(其の六)

ツッコミどころ満載シリーズ第6弾。【過去記事】 ツッコミどころ満載(其の五) - 風待草の研究日記 第48話「牢を破った男」(1971.6.6放送) 三味線を弾きながら唄をうたう金さん。 粋で格好良いのですが、三味線って武家の男性が弾くものじゃないですよね…

裃の家紋

お白洲でのお奉行姿の金さんは長裃姿です。 さて、この裃について見てみましょう。裃には家紋が入りますが、その位置は、肩衣の両胸、背中、袴の腰板の4箇所です。 第19話「地獄を売る男」(1970.11.15放送) 金さん、ご出座肩衣の両胸、背中には家紋があり…

陣笠

北町奉行所与力、高崎靖之進。 裃、羽織の家紋に続き、陣笠の家紋までおかしな事になっていました!【過去記事】 家紋の謎 - 風待草の研究日記 第45話「奉行に挑んだ女」(1971.5.16放送) 第53話「仕掛け花火に泣く女」(1971.7.11) 2枚目の写真は家紋がす…

家紋の謎

北町奉行 遠山左衛門尉影元の懐刀の与力 高崎靖之進。彼の家紋に注目してみました。 第58話「牡丹灯籠の女」(1971.8.15放送) 第76話「似顔絵の男」(1971.12.19放送) 第58話、第76話の裃は同じ家紋です。 ところが… 第137話「匂い袋の女」(1973.2.18放送…

金さんの着物

時代劇専門チャンネル、時代劇ニュース『オニワバン』(2015.9.20放送)で、中村梅之助さんをゲストに『遠山の金さん捕物帳』について特集していました。 その中で、記録(現在のスクリプター)の野崎八重子さんが衣装違いをしてしまったとのエピソードを紹…

平八の厨房

平八の間取りは入口を入って右側に座敷、左側に台所です。第36話「寝返った女」(1971.3.17放送) 左側の台所。食器などが沢山あります。 第86話「代貸に惚れた女」(1972.2.27放送) 平八で食事をする虎さんの後ろには台所。 ここからは台所側から撮影して…

襖がビリビリ

不思議な映像をまたもや発見! 第32話「お蚕ぐるみの女」(1971.2.14放送) 立ち回りで金さんに殴られる悪人。 襖に倒れ込みます。 隣の部屋からのアングルで、襖が倒れて… あれあれあれ…? 1回倒れ込んだだけなのに、どうして襖がビリビリ?立ち回りのシー…

江戸時代にはなかったですよね

神社の境内のシーン。 写ってはならないものが写っていました。第35話「蒸発した女」(1971.3.7放送) 狛犬の周りの鉄製の柵、江戸時代にはなかったでしょうね。ロケは難しいですね。 どうしても不要なものが写り込んでしまいますね。www.kazemachigusa12.com

襖の向こうは

北町奉行所のお白洲の襖の向こうはどうなっているのでしょう。第42話「追いつめられた男」(1971.4.25放送) お奉行姿の金さんが廊下を歩いて来ます。向かって右側の襖の向こうがお白洲です。 お白洲にご出座の金さん。 金さんが歩いて来た廊下は向かって右…