風待草の研究日記

中村梅之助主演『遠山の金さん捕物帳』を研究中!

その他

真実と異なる瓦版

第103話「噂を売る男」(1972.6.25放送) 瓦版を読む金さん この女、歳は二十七。 十人並みの器量だが… 瓦版に書かれている「この女」とはこの方!十人並みの器量って…目も覚めるような美人ではないですか! 瓦版の嘘つき!

金さんを気絶させた男

向かうところ敵なしの金さんですが、なんと金さんを殴って気絶させた人物が3人いました。 第27話「狼が狙った女」(1971.1.10放送) 素手で後ろから殴って金さんを気絶させた、安部徹さん演じる空っ風の市兵衛 第65話「鼻ッつまみの男」(1971.10.3放送) 河…

あちこちで活躍(其の九)

以前、遠山の金さん捕物帳に川谷拓三さんが出演してることを紹介しましたが、実に多く出演しているのでまとめてみました。【過去記事】 この方も出演 - 風待草の研究日記 第1話「待てなかった女」(1970.7.12放送) 岡引の子分 第27話「狼が狙った女」(1971…

面白いアングル

遠山の金さん捕物帳で珍しいアングルの場面を見つけました。 第42話「追いつめられた男」(1971.4.25放送) 自身番から亀山藩の家来が死体を引き取って行きます。文三親分と半次がお辞儀をして見送ります。 そこへ金さんがやって来て… 文三親分と子分の半次…

あちこちで活躍(其の八)

あちこちで脇役として活躍の役者さん。今回はこの方を紹介します。 第77話「人形にされた女」(1971.12.26放送) いかさま賽を使った賭場の壷振り 中村翫右衛門との台詞のやり取りも。 第154話「熊さんを泣かせた女」(1973.6.17放送) 盗賊、夜兎一家の子分…

それは無理がありませんか?

登場人物の回想の場面。子ども時代は当然、子役が演じます。第90話「涙を見せなかった女」(1972.3.26放送) とある登場人物の12歳の頃の回想場面。 さて、この少年が成長すると誰になるかと言うと… なんと、北町奉行所 与力 高崎靖之進でした。 青年期は中…

一番は誰?

江戸時代はご存じのとおり身分社会でした。 当然、時代劇においても、役柄の身分によって衣装や結髪が異なります。 遠山の金さん捕物帳に登場する女性の身分についてまとめてみました。 身分が高いとなると、当然、武家の女性となりますが、既婚女性の場合、…

ツッコミどころ満載(其の十七)

またもや見つけました。ツッコミどころ。 第55話「血まみれの女」(1971.7.25放送) 店先の暖簾は「唐物屋」 ところが店内には「よろづや」の暖簾に西洋の物と思われる甲冑。一体、この店は何の店? 第15話「こんど殺される男」(1970.10.18放送) 芸者が呼…

写ってはならないもの

写ってはならないものが写っている。 時代劇のロケ地は神社などで出来るだけ現代のものが写らないように配慮していますが、どうしても写り込んでしまうことがあります。 今回は、写ってもギリギリ問題なしのものが写り込んでいる場合を集めてみました。 第54…

お白洲で砂を投げつけて暴れる悪人がいますが、その中の一人を紹介します。 第71話「義賊と呼ばれた男」(1971.11.14放送) お裁きに不満で、突然、立ちあがり金さんに詰め寄ります。 砂を投げていますが、これまた豪快。 まるで土俵に塩を撒く、かつての水…

浪人の仕事

時代劇に出てくる浪人の仕事としてよくあるのが用心棒ですが、その他にもこんな仕事をしていました。 提灯作り第52話「お岩に化けた男」(1971.7.4放送) 傘張り第87話「首を狙った男」(1972.3.5放送) がまの油売り第128話「殺しを見られていた男」(1972.…

悪役は大変

悪役の体を張った立ち回りを見つけました。 第63話「夜霧に消えた男」(放送) 手前の火の灯ったロウソクに注目 立ち回りで投げ飛ばされた悪役が、背中からロウソクに突っ込んでいます。 背中は大丈夫だったのでしょうか。 第76話「似顔絵の男」(1971.12.19…

あちこちで活躍(其の七)

名前はない役だけれど、貴方がいなければ話が続かない。そんな脇役の役者さんの特集です。 ヤクザ者第28話「亭主を追う女」(1971.1.17放送) 丸亀潘の家来第75話「うっちゃられた男」(1971.12.12放送) 金さんが乗り込んで行った丸亀潘の家来で、春海和尚…

いつでも悪いのは(其の三)

江戸の町の治安を守る岡引。 …のはずなのですが、そうではないことも。 第118話「密偵をやめた女」(1972.10.8放送) 手配中の大塩平八郎の乱の残党を見逃してやる代わりにと、金をゆする岡引。 旗本と結託しています。 第152話「文三親分を狙った男」(1973…

これって…

第83話「虎に化けた男」(1972.2.6放送) お庭番が飛び降りてくるこの塔、石塔寺の阿育王塔ですよね。 さらに、お庭番が隠れているこの宝塔 両方とも国の重要文化財に指定されていますけど!阿育王塔は1907年8月28日、宝塔は1960年2月9日に指定されています。…

ツッコミどころ満載(其の十四)

見ていてツッコミを入れてしまった場面の特集です。 第41話「それを見た女」(1971.4.18放送) 銭湯帰りの女性。桶を片手に歩いてきます。 入浴してきたはずなのに… しっかり化粧! 第159話「かわいそうな女」(1973.7.22放送) 飴屋姿で偵察中の今村民治さ…

前進座(レギュラー編)

り遠山の金さん捕物帳には、多くの前進座の役者さんが出演しています。 今回はレギュラー出演者を紹介します。 中村梅之助第98話「奉行を子分にした男」(1972.5.21放送) 第23話「仁王と呼ばれた男」(1970.12.13放送) もちろん、主演のこのお方! 北町奉…

あちこちで活躍(其の六)

あちこちで活躍する脇役の役者さん。 今回はこちらの方です。 第73話「かどわかした男」(1971.11.28放送) 潜入調査のため長屋に引っ越して来た金さんを手伝う長屋の住人 第58話「牡丹燈籠の女」(1971.8.15放送) 古着の行商人 第96話「おかげ参りの女」(…

みんなで美味しく食べたもの(其の四)

案外、多い食事の場面。 金さんが入り浸っているのが居酒屋の平八なので、至極当然なのですが。 金さんや仲間が何を食べているか見てみましょう。 山盛りご飯第23話「仁王と呼ばれた男」(1970.12.13放送) 圭坊が、八公、熊公と一緒に山盛りご飯 握り飯第34…

いつでも悪いのは(其の二)

悪事を働くのは町人だけではありません。 こんな方々も悪事を働いています。 第51話「白洲で抱かれた女」(1971.6.27放送) 南町奉行所 同心 赤沢ゆすり、集りの悪事を働く同心仲間を仲間割れの末に殺し、金さんを殺しの下手人に仕立てます。 もちろん、悪役…

ツッコミどころ満載(其の十三)

見ているとついついツッコミを入れたくなる場面ってありますよね。 そんな場面を集めました。 第50話「桜小僧が選んだ男」(1971.6.20放送) 文三親分の足袋に穴が空いています。 でも、親指の裏に穴が空くことって少ないような…。爪の方が穴は空きやすいで…

出世

脇役で活躍していた役者さんの遍歴に注目しました。 第69話「牢に散る男」(1971.10.31放送) 小伝馬町の牢に入っている下手人 ヤクザ者 第96話「おかげ参りの女」(1972.5.7放送) 悪事を働く伊勢屋の旦那に手を貸す番頭 第130話「闇に咲く女」(1972.12.31…

行商

江戸の町には色々な物の行商が歩いています。 そんな行商を集めてみました。 箒売り第103話「噂を売る男」(1972.6.25放送) 第89話「喧嘩を仕組んだ男」(1972.3.19放送) 風鈴売り第110話「あの世から招く女」(1972.8.13放送) 油売り第115話「殺しを頼ま…

あちこちで活躍(其の五)

あちこちで活躍する脇役シリーズ第5弾。ある時は居酒屋の女将第34話「桜吹雪の散る男」(1971.2.28放送) またある時は秋田潘の女中頭第58話「牡丹燈籠の女」(1971.8.15放送) しっかり台詞あり。 しかも必ず相手は水原麻記が演じるお光ちゃんだったりする。…

一発撮り

NGが許されない、一発撮りの場面を見つけました。 第39話「片棒を担いだ女」(1971.4.4放送) 唐辛子売りの長屋で話しをする金さん。 そこへ悪党どもがやって来て、立ち回りが始まります。 唐辛子の乗った机をひっくり返しての立ち回り。 粉が撒き散らされて…

治療法

第165話「玉の輿を蹴る女」(1973.9.2放送) 要町の文三親分の子分、半次が真夏の昼間に聖天様の裏に埋められています。 何をしていると思いますか? 「親分、こんな事して、本当に助かるんですかねぇ。」 「助かるとも。昔から河豚に当たったときはこうする…

この子どこの子?

ある時は呉服問屋 加賀屋の息子第95話「二人の亭主をもつ女」(1972.4.30放送) またある時は油問屋 一文字屋の息子第106話「女房と二度別れた男」(1972.7.16放送) かと思えば、今度は念仏長屋に住む町人の息子第158話「見捨てられなかった男」(1973.7.15…

いつでも悪いのは

悪事を働くのは町人だけではありません。 こんな方々も悪事を働いていました。 第125話「緋桜を狙う男」(1972.11.26放送) 南町奉行所 吟味与力 塚本十太夫盗賊の隠した一万両を手に入れようと、盗賊の一人を御赦免にし、一万両の在処を探ります。 地回りを…

あちこちで活躍(其の四)

役に名前はないけれど、この人の台詞がなければ話が続かない。 遠山の金さん捕物帳で活躍した脇役に注目しました。 ある時は賭場の主第34話「桜吹雪の散る男」(1971.2.28放送) ある時は居酒屋の亭主第45話「奉行に挑んだ女」(1971.5.16放送) ある時は大…

設定いろいろ(隨心院 薬医門 編)

時代劇のロケ地としてよく使われる、山科 隨心院の薬医門。 遠山の金さん捕物帳でも使われていましたので、まとめてみました。 田沼意次邸第53話「仕掛花火に泣く女」(1971.7.11放送) 旗本 市岡邸第62話「蝉しぐれの女」(1971.9.12放送) 小滝藩江戸屋敷…