金さんが入り浸っている居酒屋平八で居丈高に振る舞う要町の文三親分。金さんが北町奉行の遠山左衛門尉とは知らず、減らず口を叩きます。
第6話「踊らされた男」(1970.8.16放送)
小伝馬町の牢が家事になり、囚人を逃がした翌日に居酒屋平八にやって来て…
俺に言わせりゃ、遠山様の勇み足よ。
今朝、辰の刻、本門寺の境内に集まれって命じておいたそうだが、なんとおめェ、大人しく雁首揃えたのはやっと50人。後の8人はそのままドローン。
盗っ人、火付け、人殺し、いずれ劣らず凶悪な奴ばかりよ。
大きな声じゃ言えねェが、今度の一件で遠山様は十中八九、お払い箱になるだろうって話だぜ。
となりゃぁ、俺のお頭、南町奉行様のご威勢がぐんっと上がる。
第16話「それを知った女」(1970.10.25放送)
要町の文三の地獄耳はお奉行所でも評判なんだ。
南町ばかりか北町奉行所から貰いがかかってるんだが、俺は遠山左衛門尉なんて虫が好かねェから行かねェのよ。
金さんの正体を知らないからか、随分と酷いことを言っていますね。
金さんは「ふーん、そんなもンですかねぇ。」と、いつも神妙な顔をして聞いています。
ちなみに風待草は、文三親分が金さんに遠山様の話をする場面が大好きです。