第84話「三ん下を男にした女」(1972.2.13放送)
無実の罪を着せられて打ち首になる仙三。
牢から役人に連れて行かれます。
仙三の無実の証拠を掴んだ金さんが走ります。
打ち首になる直前に…
「暫く待たれィ!」
南町奉行所に入ってきたのは奉行姿の金さん。
仙三の打ち首を止めます。
しかしまぁ、随分と早替りですね。
遊び人の姿から奉行姿になるには、まず髷から結い直さなければなりません。さらに着流しから半裃に着替えますが、これも誰かに着付けて貰わねばなりません。
北町奉行所か自身番で着替えたとしても、南町奉行所までの移動もあります。まさか奉行姿で走って行くわけにも行きませんし、駕籠で移動となります。
いやいや、どう頑張ったって間に合わないでしょう。
実際は、部下に早馬で南町奉行に書状を届けさせるのが一番良いと思われますが、それでは話が盛り上がらない。
やはり、無理があったとしても、金さんが着替えて駆けつけるのが一番ですね。