風待草の研究日記

中村梅之助主演『遠山の金さん捕物帳』を研究中!

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ツッコミどころ満載(其の十三)

見ているとついついツッコミを入れたくなる場面ってありますよね。 そんな場面を集めました。 第50話「桜小僧が選んだ男」(1971.6.20放送) 文三親分の足袋に穴が空いています。 でも、親指の裏に穴が空くことって少ないような…。爪の方が穴は空きやすいで…

芝居見物

遠山の金さん捕物帳には芝居見物の場面があり、短いですが歌舞伎を見ることができます。 夏祭浪花鑑第47話「遠眼鏡で見た女」(1971.5.30放送) 左:嵐芳夫 右:水戸部隆 左:水戸部隆 中央:嵐芳夫 右:坂東調右衛門 東海道四谷怪談第52話「お岩に化けた男…

他人の空似

大塩平八郎の乱の残党を追う町奉行所。 御手配人相書がたくさん貼られています。第118話「密偵をやめた女」(1972.10.8放送) 捕らえられた者は赤で印が付けられます。 さて、この手配書の左上に注目! この人物も残党として捕らえられたことになっています…

使い回し(其の八)

あちこちの店先にある招き猫に注目してみました。 第31話「よみがえらせた女」(1971.2.7放送) 深川裏の岡場所にも 第81話「花嫁人形の女」(1972.1.23放送) 蕎麦屋にも 第84話「三ん下を男にした女」(1972.2.13放送) 第94話「大阪から来た男」(1972.4.…

出世

脇役で活躍していた役者さんの遍歴に注目しました。 第69話「牢に散る男」(1971.10.31放送) 小伝馬町の牢に入っている下手人 ヤクザ者 第96話「おかげ参りの女」(1972.5.7放送) 悪事を働く伊勢屋の旦那に手を貸す番頭 第130話「闇に咲く女」(1972.12.31…

使い回し(其の七)

小道具の使い回し。 今回は行灯に注目しました。第17話「目に焼きついた男」(1970.11.1放送) 深川の料亭 八百万 第74話「江戸をかっ払う男」(1971.12.5放送) 金さんの入り浸っている居酒屋平八にもありました。 第77話「人形にされた女」(1971.12.26放…

使い回し(其の六)

小道具、大道具の使い回し。あちこちで見かけますご、今回は屋台に注目です。 第74話「江戸をかっ払う男」(1971.12.5放送) 要町の文三親分が食べに行ったうどんの屋台にある看板と、 第74話「江戸をかっ払う男」(1971.12.5放送) 金さんが食べに行ったそ…

色々と演じています

遠山の金さん捕物帳には多くの役者が出演していますが、伊吹友木子さんもゲストで出演していました。 第35話「蒸発した女」(1971.3.7放送) かどわかしの犯人のひとり、小料理屋の女将 第74話「江戸をかっ払う男」(1971.12.5放送) スリの姐さん遠山の金さ…

平八の間取り

金さんが入り浸っている居酒屋の平八。 この家屋は二階建で、入口を入って右の正面に階段があります。 第40話「三度笠の男」(1971.4.11放送) 二階への階段があります。 第79話「流れ星を斬る男」(1972.1.9放送) 以前はあった二階への階段が壁になって、…

行商

江戸の町には色々な物の行商が歩いています。 そんな行商を集めてみました。 箒売り第103話「噂を売る男」(1972.6.25放送) 第89話「喧嘩を仕組んだ男」(1972.3.19放送) 風鈴売り第110話「あの世から招く女」(1972.8.13放送) 油売り第115話「殺しを頼ま…

あちこちで活躍(其の五)

あちこちで活躍する脇役シリーズ第5弾。ある時は居酒屋の女将第34話「桜吹雪の散る男」(1971.2.28放送) またある時は秋田潘の女中頭第58話「牡丹燈籠の女」(1971.8.15放送) しっかり台詞あり。 しかも必ず相手は水原麻記が演じるお光ちゃんだったりする。…

使い回し(其の五)

遠山の金さん捕物帳に登場する蕎麦屋と、金さんが入り浸っている居酒屋の平八の調度品について、使い回しを発見しました。 第81話「花嫁人形の女」(1972.1.23放送) 蕎麦屋 辰巳屋にある屏風 第81話「花嫁人形の女」(1972.1.23放送) 居酒屋 平八の屏風と…

一発撮り

NGが許されない、一発撮りの場面を見つけました。 第39話「片棒を担いだ女」(1971.4.4放送) 唐辛子売りの長屋で話しをする金さん。 そこへ悪党どもがやって来て、立ち回りが始まります。 唐辛子の乗った机をひっくり返しての立ち回り。 粉が撒き散らされて…

金さんの飴

飴屋に扮して捜査に乗り出す金さん。 金さんの飴に注目! 第39話「片棒を担いだ女」(191.4.4放送) 金さんが手に取った飴の棒、アイスの棒ですね。 こちらの飴は割箸です。割箸は江戸時代にはありましたが、アイスの棒は無いですね。 小道具は身近な物で当…

お洒落

最近、すっかり定着したお洒落のアイテムの一つ、ストール。様々な巻き方が楽しめますね。 遠山の金さん捕物帳でもこんなお洒落を見つけました。 第36話「寝返った女」(1971.3.14放送) 金さんの命を狙う殺し屋の江見俊太郎さん。むさ苦しい悪役メイクでも…

要町の文三

要町の文三親分 最初の頃はこんな感じのかなり嫌な奴の扱いでした。第6話「踊らされた男」(1970.8.16放送) 目の回りを青くメイクし、嫌らしい感じの岡っ引きで登場。 居酒屋平八に入り浸る、金さんの仲間からも煙たがられています。ところが、だんだんと変…

設定いろいろ(相国寺 林光院 編)

遠山の金さん捕物帳のロケ地の一つ、相国寺 林光院。様々な設定で門が使われています。 今回はこの門を特集します。 板倉内膳の屋敷第53話「仕掛花火に泣く女」(1971.7.11放送) 秋田潘上屋敷第58話「牡丹燈籠の女」(1971.8.15放送) 伊藤家屋敷第118話「…

がまの油売り

第128話「殺しを見られていた男」(1972.12.17放送) こちらのがまの油売りは…左右田一平さんでした!左右田一平さんと言えば、何と言ってもあの飄飄とした演技が上手い役者さんでしたね。 今回も相変わらずの飄飄とした武士の役で登場でした。何とも楽しそ…

御高祖頭巾

第90話「涙を見せなかった女」(1972.3.26放送) 御高祖頭巾(おこそずきん)江戸時代中期 (18世紀初) から明治、大正にかけて、主として若い女性に用いられた防寒用の頭巾。 (ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典) 風待草の職場は夏場の冷房がキツイです…

書状

金さんは北町奉行であるため、裁くことができるのは町人のみ。旗本は町奉行所では裁けず、町奉行の配下の者は屋敷に踏み込むこともできません。 ちなみに、寺社関係も寺社奉行が担当ですので、こちらも手が出せません。しかし、悪事を働くのは町人のみではあ…

使い回し(其の四)

あちこちの店先にあるお多福人形に注目しました。 第52話「お岩に化けた男」(1971.7.4放送) 芝居小屋の前の通りの茶店の前に。 第72話「花の街に居残った男」(1971.11.21放送) 岡場所の前に。 第95話「二人の亭主をもつ女」(1972.4.30放送) こちらの岡…

遠山様からのご褒美

第154話「熊さんを泣かせた女」(1973.6.17放送) 事件の解決に寄与したので、遠山様からご褒美を賜った熊さん。 そのご褒美は紙細工の人形。 なんと、この紙細工の人形、お光ちゃんの友達が作っていた物でした。第113話「亭主に狙われた女」(1972.9.3放送…

治療法

第165話「玉の輿を蹴る女」(1973.9.2放送) 要町の文三親分の子分、半次が真夏の昼間に聖天様の裏に埋められています。 何をしていると思いますか? 「親分、こんな事して、本当に助かるんですかねぇ。」 「助かるとも。昔から河豚に当たったときはこうする…

キャチコピー

小間物屋の店内で面白い貼紙を見つけました。 第51話「白洲で抱かれた女」(1971.6.27放送) 白さぎの毎く白くなるおしろい「色の白いは七難隠す」と言いますものね。 でも、このおしろいを塗って、白鷺の様に白い顔になったら…それは幽霊みたいになってしま…

使い回し(其の三)

小道具の使い回し、結構あります。 今回は衝立に注目です。 第54話「握られた女」(1971.7.18放送) 第106話「女房と二度別れた男」(1972.7.16放送) 両国の水茶屋と金さんが入り浸っている両国の居酒屋、平八の衝立が同じ。 第52話「お岩に化けた男」(197…

誰からの書状?

お白洲の証拠として、下手人の医師が長崎で蘭学の医師に入門したが破門されているという長崎奉行の書状が登場します。第85話「さらわれた女」(1972.2.20放送) 長崎奉行 跡部山城守跡部山城守とは、跡部良弼のことですね。遠山左衛門尉影元が北町奉行であっ…

この子どこの子?

ある時は呉服問屋 加賀屋の息子第95話「二人の亭主をもつ女」(1972.4.30放送) またある時は油問屋 一文字屋の息子第106話「女房と二度別れた男」(1972.7.16放送) かと思えば、今度は念仏長屋に住む町人の息子第158話「見捨てられなかった男」(1973.7.15…

いつでも悪いのは

悪事を働くのは町人だけではありません。 こんな方々も悪事を働いていました。 第125話「緋桜を狙う男」(1972.11.26放送) 南町奉行所 吟味与力 塚本十太夫盗賊の隠した一万両を手に入れようと、盗賊の一人を御赦免にし、一万両の在処を探ります。 地回りを…

この方といえば

第53話「仕掛花火に泣く女」(1971.7.11放送) 前田吟と言えば『男はつらいよ』の寅さんの妹、さくらの夫。『男はつらいよ』といえば… 第134話「過去を失った男」(1973.1.28放送) おいちゃん(三代目)の下條正巳も出演していました!