風待草の研究日記

中村梅之助主演『遠山の金さん捕物帳』を研究中!

桜吹雪はいつ?

金さんはいつ桜吹雪の彫り物をしたのか検証してみました。


第44話「地獄から来た女」(1971.5.9放送)
f:id:kazemachigusa:20171015235913j:plain

f:id:kazemachigusa:20171015235943j:plain

10年前の回想シーン。まだ桜吹雪はありません。


第141話「孔子を裏切った男」(1973.3.18放送)
f:id:kazemachigusa:20171104163027j:plain

金さん、自分の若い頃を語る。
「この桜吹雪を入れたのもその頃さ。学問所のお儒者先生に見せたら、仰天しやがったっけ。」


第137話「匂い袋の女」(1973.2.18放送)
f:id:kazemachigusa:20171104165050j:plain

誰が墓参りに来たのかを尋ねられたときの寺の男の答え。
「30過ぎの遊び人みたいな方ですよ。名前は確か、両国の金さん。」
また、第28話「亭主を追う女」(1971.1.17放送)で、金さんが下手人に間違えられたときの、目撃者の証言は「年の頃なら27、8」。

金さん、第28話(1971.1.10放送)の時点で27、8歳。第137話(1973.2.18放送)の時点で30過ぎ。


これらの情報をまとめると、
①10年前の道場通いのときには、まだ桜吹雪を入れていない
②金さんは学問所の学生時代に桜吹雪を入れた
③10年前の回想シーンが出てくる第44話の時点の金さんの年齢は28歳くらい。

結論:金さんは学問所通いの18歳以降に桜吹雪を入れた。