遠山の金さん捕物帳のレギュラー出演者に関する、こんな粋なシーンがありました。
第37話「虫を売る男」(1971.3.21放送)
ハチ公と熊公の会話。
「いやぁ、金さん、格好良かったなぁ。」
「まるで今、市村座で売り出しの中村梅之助にそっくりだったぜ!」
柳沢真一
第48話「牢を破った男」(1971.6.6放送)
三味線を弾きながら唄をうたう金さん。
文三親分がいつものようにつっかかります。
「チッ!いつもながらキザな野郎だぜ。」
「まぁ、親分。大物は滅多なことじゃ怒らねぇ。」
子分の半次の台詞もなかなかのものです。
この台詞に親分、ご満悦でニッコリ。
遠山の金さん捕物帳の放送当時、中村梅之助は前進座で主役を演じるようになった看板役者、柳沢真一は大物歌手でした。
こんな粋な台詞が楽しめるのも遠山の金さん捕物帳の魅力のひとつです。