時代劇専門チャンネル、時代劇ニュース『オニワバン』(2015.9.20放送)で、中村梅之助さんをゲストに『遠山の金さん捕物帳』について特集していました。
その中で、記録(現在のスクリプター)の野崎八重子さんが衣装違いをしてしまったとのエピソードを紹介していましたが、その話を見つけました。
第105話「幽霊を化かした男」(1972.7.9放送)
いつもの平八で呑んでいた金さん。幽霊騒ぎのあった寺へ出かけます。
お寺でのシーンがこちら。
着物の柄が違いますね。
第109話「瓜二つの女」(1972.8.6放送)
廻船問屋へ偵察に行く金さん
その直後のシーンはこちら。
廻船問屋の悪事を掴み、急いで平八に戻って来た金さん。着物の柄が違っています。
さらに、さらに…
再度、廻船問屋に偵察に行き、悪人の後をつけて根城を見つけ、悪人のもとに乗り込みますが…
こちらが乗り込む直前のシーン
その直後のシーン
飛び込んで来た金さんの着物が直前のシーンと違います!!
どうも第105話と第109話で衣装違いをしてしまったようですね。
なんでも間違えてしまった野崎さんは、もう仕事を辞めなければならないと泣いていたそうですが、梅之助さんが慰めてくれたので、その後も仕事を続けられたとのこと。
衣装違いに気付いた梅之助さんは、プロデューサーの所へ行き、平謝りに謝ったそうです。
「私が覚えていなかったからいけないンで。自分が着てンのにねぇ。そのカットの続きだってことが分かれば…」
ちょっと、ちょっと!
梅之助さん、金さん以上に格好良すぎですよ!!