風待草の研究日記

中村梅之助主演『遠山の金さん捕物帳』を研究中!

おかしな映像

その血は?

第42話「追いつめられた男」(1971.4.25放送) 人足頭の胸元に注目。 拡大してみましょう。 血がついています。 なぜ、血がついているのでしょう。実はこの後のシーンに答えがありました。 この後、この人足頭は無礼討ちに見せかけて殺されます。 胸元に血が…

春なのに

第39話「片棒を担いだ女」(1971.4.4放送) 金さんの後ろに見えるお品書き。 「やき蛤」と「に志ん煮」があります。 ということは、季節は春ですね。ところが、この後のシーンでは…。 真冬の服装 氷の張った池 ちらつく雪ちょっと、季節が合わないのでは? …

早替わり

思わずツッコミをいれてしまった遠山の金さん捕物帳のシーン。第94話「大阪から来た男」(1972.4.23放送) 大店に来る鳥追いを怪しみ、文三親分の子分の半次が後を追います。 偶然を装って立ち話をして立ち去る鳥追いの娘さん。 着物と帯が変わっていないの…

テイク2以上

撮影でNGを出したと思われるシーンを検証してみました。第21話「女で出世する男」(1970.11.29放送)お白洲でお奉行の正体が金さんと知った犯人。隠し持っていた毒をふくんで自害します。 2枚目の写真を拡大してみましょう。指の隙間に注目! 血を吐く前のシ…

何個食べましたか?

金さんから差し入れられた、たい焼きを食べながら取り調べをする文三親分。 第155話「わが子を追いつめる男」(1973.6.24放送) 続きのシーンなのですが、1枚目と3枚目の写真のたい焼きが違うものになっています。拡大してみましょう。違いますね。文三親分…

垣根の上

写ってはならないものを、またもや発見。第78話「赤ちゃんを盗んだ男」(1972.1.2放送) 金さんの後ろの垣根の上にあるもの、有刺鉄線に見えるのは私だけ?www.kazemachigusa12.com

文字が違う

金さんが旗本屋敷に乗り込んで、偽物の上意を使って啖呵を切るシーン。 「上意」の文字に注目!第62話「蝉しぐれの女」(1971.9.12放送) 後日、この偽物に餌を包んで神社で鳩に餌をやる金さん。 同じもののなのですが、シーンによって文字が異なっています。…

お白洲の襖の向こう側

お白洲の紗綾形(さやがた)文様の襖の向こう側には、さらに襖があるのですが、その襖に注目! 第2話「屋吹場にいた女」(1970.7.19放送) 水墨画の風景が描かれています。ところが、その翌週の放送では…第3話「鼠が愛した女」(1970.7.26放送) あれ?真っ…

金さんの桜吹雪

びっくり映像を発見!よーく見てください。 桜吹雪の花の位置や胸元の絵柄を。第123話「大安吉日に裁かれた女」(1972.11.12放送) 立ち回りのときと、お白洲のときで桜吹雪の絵柄が異なっています!金さん、影武者疑惑!

よねまんじゅう

江戸の茶店に『よねまんじゅう』の旗。第160話「畳の上では死ねない男」(1973.7.29放送) よねまんじゅうは、『お江戸日本橋』の歌にも出てくる程の名物。 六郷あたりで川崎の まんねんや 鶴と亀との米まんじゆう こちや 神奈川いそいで保土ヶ谷へ そう、歌…

花の色は

死体を埋めた場所。 金さんが「落ちた朝顔の花に土がかかっていて、おかしい」と気付きます。 第57話「幻におどる男」(1971.8.8放送) 1枚目と2枚目の写真は同じ花。中心が白くなっているピンクの朝顔。 しかし、アップになった3枚目の花は中心まで濃いピン…

どんどん見えていく…

写ってはならないものがまたもや。 第83話「虎に化けた男」(1972.2.6放送) お庭番の立ち回りで、どんどん見えていく着地点のマット。 次のシーンではちゃんと片づけられていました。

遺体の位置が

一家皆殺しの押込み強盗。第44話「地獄から来た女」(1971.5.9放送) 斬られた手代は障子の向こうに倒れる。 部屋から廊下を見て、左側に倒れます。 ところが金さんたちの現場検証では…右側に遺体が移動している!

畳の上に

またもや写ってはならないものを発見! 第92話「幽霊にされた女」(1972.4.9放送) 本堂での立ち回りのシーン。 北町奉行所の与力を先頭に、お役人が乗り込んでくる向こうの部屋の畳に注目! ゴザが敷いてあります!奥から手前を撮したシーンがあったので、…

老中

金さんの正体を知る老中 土井大炊頭利和。 最初は河上一夫が演じています。第8話「天下を狙う男」(1970.8.30放送) ところがその後、永野達雄に交代。第138話「天井天下に命を張った男」(1973.2.25放送) しかし、この老中演じる永野達雄さん、こんなとこ…

配膳

押し込み強盗の後の祝宴の準備。 第10話「最後に笑った男」(1970.9.13) 料理の向きが、おかしい。 1枚目の写真では焼き魚が手前になるように置いていますが、2、3枚目の写真だと、反対向き。食べる人から見ると逆さまになっています。映像としての見栄えの…

家紋が…

北町奉行所の与力 内藤与十郎 彼の家紋に注目! 第2話「矢吹場にいた女」(1970.7.19放送) 第10話「最後に笑った男」(1970.9.13放送) なんと第10話では家紋が変わっています! さらにさらに…第18話「影に追われた男」(1970.11.8放送) 戻ってる!

その飴はどこで?

蔵忠芳が演じる食いしん坊の敬太。 飴を片手に歩いていて、盗賊の仲間になり潜入捜査中の金さんと遭遇。第10話「最後に笑った男」(1970.9.13放送) 敬太!その飴をどこで買った? その形の飴は江戸時代にはないぞ!

なんで?

第64話「身代わりになった女」(1971.9.26放送) 部屋に入って 寝転がり 酒を注がせ 飲む…あれ? なんで湯飲み茶碗の糸底の跡が畳に…?NGで2回目の撮りだったんですかね。

不自然な張り紙

後ろの看板に注目! 薬種問屋の看板を不自然な張り紙で隠しています。第87話「首を狙った男」(1972.3.5放送) 行ってきました! ロケ地:京都 梅宮神社 参道現在の看板はこちら! 撮影日:2017.4.8隠していたのは「タムシ」と「タルリン」。 カタカナでした…

あぶり餅

御手洗だんごの店先で、水原麻記演じるお光が食べているもの。第21話「女で出世する男」(1970.11.29放送) ロケ地:京都 今宮神社 参道御手洗だんごじゃなくて、あぶり餅なんですが…。一文字屋和輔(一和)の暖簾もバッチリ写っています。 お向かいのかざり…

よく目にするこの光景

時代劇でよく見るこちらの光景。第108話「煮え湯を飲んだ男」(1972.7.30放送)第39話「片棒を担いだ女」(1971.4.4放送) 時代考証を考えると、あり得ない光景なのですが、何処がおかしいか分かりますか?テーブルと椅子は、江戸時代では使われていません。…

江戸時代のハイテク

時代劇では写ってはならぬもの。第12話「明日をだました女」(1970.9.27放送) ロケ地:京都 相国寺 弁天社与力 内藤与十郎の右後ろの屋根に注目! なんと!江戸時代にはあるはずのない、塩化ビニール製の雨どい!難しいですね、ロケは。

なんてこと!

中村梅之助演じる金さんの桜吹雪は、なんと4時間もかけて絵師さんが描いていたそうです。さすがに時間がかかるので、デザインを変更し、時間短縮を図ったそうです。 初期は両肌を脱いでいましたが、途中からは片肌に。そんな訳で、桜吹雪も見える部分のみ描…

悪人インタビュー

写ってはならないもの。 そんなものが写り込んでしまう事故もありますね。第77話「人形にされた女」(1971.12.26放送) 身代を乗っ取られた与平が、悪人の元に怒鳴り込みに行った、店先でのシーン。左下に注目! なんと、マイクが写り込んでいます。ワイドシ…

時代考証

時代劇を見ていると、時代考証がおかしいことがあります。第105話「幽霊を化かした男」(1972.7.9放送)八五郎の右腕に、なんと絆創膏が。 江戸時代にはないですよね、絆創膏。 でも、これは『時代考証』ではなく、『放送事故』かな?